国内自動車メーカーの不祥事がなかなか後を絶ちません。 日産そしてスバルと無いと言っておきながら外部調査で発覚と最悪の状況での記者会見が続いています。
そんな中で新たに発覚したのがスズキで、その対象台数は202万1590台となり過去最大の規模になるそうです。 不名誉な記録更新となりました。
OEMの台数が多いので規模が拡大
スズキの自社で販売した車だけでなく、OEMで供給しているクルマも対象に含まれている事も対象台数が多くなった要因になるようです。
日産
モコ・NT100・NV100・NV100クリッパーリオ
96,610台
www.nissan.co.jp/RECALL/DATA/report4487.html
マツダ
フレア・フレアクロスオーバー・キャロル・フレアワゴン・スクラム
106,962台
三菱
ミニキャブ・タウンボックス・デリカD:2
45,938台
日産は自社に切り替えていた事も有り、車種が少なかったので大きな台数とはなりませんでした。 それでもほぼ10万台ですから、途方もない台数です。
バン(商用車)が中心にもかかわらずこの台数。 やはり日産の販売力というのはすごいのでしょうね。 スズキが主力を出し渋るだけはあります。
マツダはスズキの主力車種をOEMしていますので、マツダの規模からしたら台数は多いのではないでしょうか?
スズキの対象車種はほぼ全てとか・・・

スズキの対象車種は軽自動車~小型車までほぼすべてを網羅しています。
軽自動車の主力のワゴンR・スペーシアからコンパクトカーのスイフトやエスクードなどなど、主力車種までその対象となれば過去最大を記録してしまうのも無理はないです。
17車種が該当するのですが、それぞれの車種でリコールの対象者となる期間が異なっています。 ですので公式ページもしくは販売店にお聞きください。
リコールはハガキが郵送されてきますので、対象の方は嫌だと言っても通知が来てしまうのですが・・・・。
また完成検査の不祥事という事も有り、各ディーラーの工場でその対応が異なってきます。
指定整備工場
検査をして不具合が見つかった場合は是正。 検査員がいますので合格が出ればそこで終了です。
認証工場
点検そして是正は出来ますが、リコール作業は暫定措置となるそうです。
ご注意を!
人が不正を行った事によるリコールなので、パーツを交換ではないので時間はかかりそうですね。 ほぼ車検と同じ事をしなきゃいけませんから、簡単ではないようです。
これで不正発覚は最後か?
最後になって欲しいものですが、どうなんでしょうか?
内部調査だけではなく外部調査まではいっていて調査をしているので、今回が最後であると願いたいものです。
ここ最高の利益です~なんて声も聞こえる程現状日本の自動車メーカーは好調を維持しています。 が日産もスバルもそうですが、こういった問題の発覚は長く影響が出てしまいます。
ですのでスズキもこちらに労力が奪われる事も有り、しばらくはきつい新車販売となるでしょう。 ここまでスズキはじむにーなど話題になる自動車を次々に出していて、今期は相当良い実績も出そうなだけあって本当に残念です。
目で見て確認出来るものとは違い、完成時のチェックも含めた検査ですからユーザーの目に直接触れる事が出来ないものです。
だからこそ誠実な仕事をしなければいけないのです。
信用・信頼の上に成り立っているので、企業の姿勢も含めた話になりますので、やって当たり前なのです。
失った信頼を戻すのはとても大変な事です。
働き方そして風通しの良い会社組織など現場だけの話だけでなく、スズキ自動車全体で変わっていかないと実現は無理でしょう。
一歩一歩確実に誠実に仕事を続けていただければと思います。

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