トヨタが2年連続でルマン24時間優勝 1-2フィニッシュで完全制覇

モータースポーツ

2019年6月15日フランスで行われたルマン24時間レースにおいて、トヨタが最高峰のレース車両部門のLMP1クラスで優勝しました。
昨年に続き2台体制で参戦をしていましたが、1-2位を獲得する完全勝利を2年連続という快挙で達成しました。

世界3大レースの1つで歴史もある特別なレースだけに、この功績は日本の自動車産業にとっても大きな出来事になります。

世界耐久選手権(WEC)の1戦にもなっていまして、今回の優勝によりWECのチャンピオンも獲得するというダブルでの歴史に残る優勝となりました。

中嶋一貴・アロンソ・ブエミで2年連続の優勝

24時間を通じてほぼドライコンディションとなったレースデイ。 そのことで大きな混乱も起こる事なく24時間が過ぎました。

ただ予選はもう1台のトヨタ車の7号車(小林可夢偉・コンウエイ・ロペス)がポールポジションからスタートをして、23時間まで優勝した8号車に先行していただけに、不具合が発生しなければ優勝は7号車だった事も有りそういう意味ではドライバーにとってはなんとも残念な結果となってしまいました。

こればっかりは勝負事ですし、そういう運も味方につけた方が勝つという時もあるので仕方がない事です。

さてこれでトヨタは日本メーカーで最高のル・マン優勝回数が2回となりました。 ちなみに日本メーカーではマツダが1回のみなので、2社だけが達成している快挙なのです。

優勝したトヨタの車両はディーゼルエンジン+ハイブリット

現在クラスは4つに分かれていて、トヨタが参加しているのは最高峰のLMP1になります。

LMP1クラスのレギュレーション概要

  • レース専用車両(クローズドボディ)
  • ガソリンエンジン・ディーゼルエンジンどちらもOK
  • ハイブリットもOK

など、市販車では到達できない高レベルな車両を開発できます。

その他のクラス

LMP2

競技用車両を使用もプライベーターが対象。
4社の製造するシャシーとワンメイクのエンジンを使用。

LMGTE Pro

市販ベースの競技車両(近年レース参加している車両がGT3というのを販売していますがそれです)。 プロドライバーが運転。

LMGTE Am

Proと車両は一緒ながらも、1年前の車両もしくは1年前の規則に合致している車両。
対象は文字通りアマチュア。

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LMP1クラスのワークス参戦はトヨタのみ

2年連続優勝というのは本当にすごい事を達成したと思います。

しかしながらその内容はどうなのかと疑問に思う事もあったりします。

それはワークス参加はトヨタだけなのです。 最多優勝を誇るポルシェやアウディなど長年ルマンを盛り上げてきたチーム不在なんです。

ディーゼルエンジンの不正によりフォルクスワーゲングループは揺れに揺れました。ディーゼルでの参戦をしていた事も有り要因の大きな1つとなっています。

そしてこの事から欧州を中心にEVシフトが加速していますね。 これは我々が乗る自家用車に限ったものではなく、ユーザーの興味といってことからもエンジンからEVへと移行しているのです。

なのでWEC自体も集客力が低下しているのだそうです。 F1を凌駕する技術という事で注目を上げていましたが、そんな時代も長続きはしなかったという事です。

モータースポーツは切り離せないが何に出場するのかは販売戦略により変わる

普及活動・自動車開発などの一環としてのモータースポーツ活動は、これからも切っても切れない関係にあります。

しかし自動車は誰がもがいても次の段階へと進もうとしています。 自動運転そして次世代エネルギーへと。

ですのでどう自動車の未来を想像しているのかなどで、販売の戦略は各社変わってくる事でしょう。

その未来予想図にあったモータースポーツへの参加というのがメインになってくるでしょう。 大変革期にかかる資金を考えると、どんなメーカーでも無駄にかけるお金はないでしょうからね。

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