トヨタのセダンの象徴「マークX」もとうとう生産停止へ FR車もほぼ全滅

登録車

トヨタのミドルサイズセダンとして黄金期をも築いたマークⅡ直系の後継モデル「マークX」が2019年12月末をもって生産停止となる事が発表されました。

高級スポーツセダンとしてより鮮明なコンセプトの元、マークXとして2004年から発売され現行モデルが第2世代と進化を進めていましたが、当初はそれなりに販売台数はあったものの2018年通期で4108台(月平均では約342台)とかつて時代を築いた面影もない程に低迷していたわけですから仕方がないでしょう。

プラットフォームはクラウンと共通という事も有り現行モデルはクラウンとの住み分けが難しいポジションになっていたのも要因の1つでしょう。
最大の理由はセダン需要の落ち込みなので、小さい需要に対してラインナップが多すぎるので、第2世代が登場以来すでに10年経過していた事で生産停止という選択に至ったのでしょう。

王者トヨタ象徴の1台「マークⅡ」も消える

1968年コロナマークⅡとして自動車需要の高まりに対応するべく誕生したマークⅡ。
コロナが外れたマークⅡとして登場した第5世代(70系)から始まった黄金期は、マークⅡ・チェイサー・クレスタというマークⅡ3兄弟の登場と共に最高潮にまで到達しました。

バブル期の自動車というと真っ先に思い浮かべるぐらい、世にあふれたクルマでしたね。
時代の流れも有り大型化してDセグメントへと移行し、ツアラーというよりスポーティモデルの登場が最高到達点でしたね。この頃ちょうどバブルも弾けたわけですが・・・・。

セダンもこの頃が最も輝いていた時代でもありますね。
日産ではセドリック・グロリアそしてローレル。 ホンダはインスパイア・ビガー。 などトヨタだけでなく他社も兄弟車が登場して、そしてDセグメントへと大型化していったそんな時代でした。

すでにこの時代の人気を分けたクルマ達は消えてしまっているわけですが、そんな中でも最も輝いた1時代を築いたクルマが幕を閉じる事になるのです。
流石に寂しさを感じますね。

セグメントとは?


  • Aセグメント     軽自動車・フィアット500など
  • Bセグメント     コンパクトカー アクア・フィット・ノート
  • Cセグメント     カローラ(5ナンバーフルサイズぐらい)
  • Dセグメント     マークX・スカイライン
  • Eセグメント     クラウン・フーガ 

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FR・セダンも残りわずか

時代と共にV型エンジンへと主流が移り、それと共にFRからFFへと移行しています。

ホンダは元々FFでしたが、他のメーカーはドライビングフィールも良いFRが主流でした。 しかし居住性や静粛性といった時代の流れにより求められることが変化してきた事にもより、横型FF車へとミドルサイズ以上は移行してきました。

FF車の欠点でもあったトルクステアが原因の乗りにくさというのがありましたが、今はそんな事はありませんね。

どちらに乗ってるのか分からないというぐらい今では判別できないぐらいですからね。 テクノロジーの進化というのを昔のFF車に乗った事がある方は感じているのではないでしょうか?

そうなってくるとFF車を選択しない理由は量産車に関しては無いのです。 プロペラシャフトが無くなる事でフロアの膨らみも無くなり足元が広くなります。 エンジンルームも小型化しますのでボンネットも短くなり運転のしやすさも向上します。

などなどメリットがたくさんあるのですね。 万人向けそしてパーツの共通化でのコストダウンなどメーカー側のメリットも含めてこちらに移行せしないという選択肢は無いのです。

FRはデメリットになったがドリフト車として再び脚光を浴びる

ほとんどの自動車がFF車へと移行した事により、この時代すっかりFR車がありませんでした。クラウンなどの高級車はFRでしたが、高すぎた事も有りドリフト車として再びスポットライトを浴びたのがマークⅡ三兄弟でした。

販売台数が多かった事も有り中古車の台数も多かったので、目に留まったというわけです。

その頃にはすっかり86も見なくなってましたし、スポーツカーも手頃なのがありませんでしたのでこのブームに乗ったというわけです。

まぁブームといえるほどだったかというと微妙な程でしたし短かったですがね。

エルグランドの成功と衰退にみる需要の変化

日産・エルグランドは大型サイズのミニバンブームを作った車です。 初代はこのサイズの乗用車としてのミニバンが無かった事も有り、爆発的に売れました。

第2世代も初代同様FRで正統進化しましたが、そう人気は続かずに次第にFF車のアルファードに奪われる結果になり、それは現在でも圧倒的に差をつけられています。
今では最初はエルグランドの方が人気があったなんて知らないという人の方が多いのかもしれません。

では何がここまでの差をつけたのか?

それはFFを採用したアルファードと正統進化しただけのエルグランドの差です。 ミニバンですから人を乗せる・物を載せる事がとても多いですよね?

そうなってくるとFRのエルグランドは最低地上高を下げられないので、乗り降りがしづらいのです。そして室内空間も制限が出てしまいます。 

なので実際使ってライバル車が出そろった事により、FF車のアルファードの室内空間の広さと乗り降りのしやすさなどメリットが大きいので使い勝手がとても良いのです。
そしてこの頃にはFF車の運転のしにくさというのは解消されていましたのも大きいですね。

走りを求めるクルマではないですから、FF車の方に分があるのです。 

ですので時代の変化そして求められることが大きく変わってきた今量産車としてはFRが消えるのは致し方ないというわけです。

それにクラウンもありますし、セダンではカムリが復活して需要ははっきりとFF車へと向かっていますので、現状では存在理由が無いのがマークXですから仕方がないでしょう。

もし復活があるのならばリアモーターのプロペラシャフトがないFRぽいクルマ?の可能性が出た時でしょう。 しかしトヨタはハイブリットがメインですからそんな未来は今は皆無なんでしょう・・・・。

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