2018年12月15日サウジアラビアEPから始まり、2019年7月14日アメリカ・ニューヨークEPで行われた最終戦をもってシーズンが終了しました。
全13戦12カ国の国々を転戦して、ニューヨークでは唯一2連戦を行い終わりを迎えました。
シーズン終了と共に年間ドライバーチャンピオンそしてチームチャンピオンシップが決定しました。
ドライバーズチャンピオン
ジャン=エリック・ベルニュ(フランス)
チームチャンピオン
DS・テチーター
ドライバーズチャンピオンを獲得したベルニュは、昨年もチャンピオンを獲得しているので2連覇となります。 そしてこれはフォーミュラーE初となります。
ベルニュ所属のチーム「DS・テチータ―」がチームチャンピオンも獲得しています。 ちなみにテチータ―は中国チームです。
興味深いのは鈴木亜久里さんの所有していたチームアグリを買収したチームなんですね。
2019年シーズンの注目は2つあった
5年目を迎えたフォーミュラーEは注目する点が2つありました。
日本メーカー唯一日産の参戦とレギュレーションの大きな変更になる1レース2台体制から1台になる事です。
バッテリーの容量の関係で1レースを走りきる事が出来ない為に、2台を乗り継ぐという異例な形でレースが開催されていました。
それが5年目を迎えた今期は、バッテリの容量が向上したため1台で走りきる事が可能となったのです。
ここまでの普通が変わるのでどうなるのかという点が注目されていたのですが、大きな混乱もなくシーズンは終了しました。
注目の日産は?

参戦1年目で優勝1回表彰台にも合計6回と合格点だったのではないかと思います。
そうそう甘くないレースにおいて、1年目でこれだけの戦績ですからね。 今の日産の勢いから考えても合格点だと思います。
ただ気になるのはリタイアが多いと感じます。 全13戦二人のドライバーでの数ではありますが、安定感にかけている印象です。
チーム4位を今期獲得したのですが、この数が減れば上位をさらに狙えることが明白です。
事実1位のチームとの点数差は32点、3位との差はなんと1点。
チーム間の力の差が大きくないフォーミュラーEにおいては、完走する事がチャンスを生むのです。 安定がキーワードなんです!
なのでリタイアを減らすのが今季を見る限りは上位を狙う最も近道であるという事だと思います。
来期はあのメーカーも参戦する
今期参戦をしていた大手自動車メーカーは、DS・BMW・アウディ・ジャガー・日産です。
私は知らなかったのですが、インドのマヒンドラ・フランスのヴェンチュリー・中国のNIOという自動車メーカーも参戦しています。
アメリカの自動車メーカーは参戦していないのですが、2チームエントリーしていてその内の1台がペンスキーですからね。 インディで有名ですから聞いたことある方もいるでしょう。
世界中の自動車メーカーが参戦しているのはなかなかないので、フォーミュラーEが注目するべき点でもあります。
そして来シーズンはメルセデスベンツそしてポルシェという、モータースポーツでも活躍している2社が登場します。
ドライバーには元F1ドライバーや日本国内でも活躍していたドライバーも参戦している、F1にとって代わるかもしれない可能性のあるレースである事から、メーカーだけでなくドライバーなど多くの方が注目しているレースなんです。
日本勢は来年も日産だけですが、頑張ってもらいたいものです。

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