モータースポーツも電気の時代 メルセデスベンツも今期からフォーミュラーE参戦へ

モータースポーツ

我々の乗る自動車も化石燃料から電気自動車(EV)へと変わる時代に突入してきました。 まだまだ未来の話だと思っていましたが、航続距離もガソリン車並みとなり購入を検討するタイミングにもなってきています。

欧州そして世界最大の自動車大国の中国も環境の悪化にもより、国の政策としてEVへの乗り換えを推進している事も後押しになり、2019年は世界中の自動車メーカーからEVがラインナップに加わる事がアナウンスされています。

そんなEV時代の夜明けの今、モータースポーツもEVへのシフトが始まろうとしています。 2014年から電気で走る「フォーミュラーE」というカテゴリが新設されていたのですが、2019年シーズンからはあのメルセデスベンツもワークスで参戦する事が発表されました。

日本勢の日産が2018年シーズンから参戦していて、ホンダも参戦を検討中だといいます。

今回はそんな今モータスポーツでも注目されている「e」の付く、フォーミュラーEの魅力等をお伝えしたいと思います。

2018~19シーズンは世界中で行われるレースは全13戦

フォーミュラーカーと呼ばれるドライバーがむき出しになっているレース専用車両を使ったレースであるのは現在の多くのレースと同じです。

それ以外は現状のモータースポーツとは一線を画すものとなっています。

  • レースはサーキットではなく市街地を利用した市街地サーキット
  • 運営費用を抑えるためにレース本部とチームファクトリーは1か所に集約
  • 多くのパーツがワンメイク
  • ファン投票で得られる「ファンブースト」(エキストラパワー)を数秒間使えるドライバーが3人
  • AIが操縦するレース「ロボレース」を同じコースで行うサポートレースを計画中

エンターテイメント性が高い演出をされているのも特徴です。 何かと派手でセレブや著名人などが招待され更に演出に花を添えています。

このエンターテイメント性が批判を受ける場面もあったりもするようですが、新しいカテゴリーをF1に追いつけ追い越せとしようとするのですから、新たな取り組みというのは必要というわけですね。

プライベーターからメーカーワークスへ

当初はほぼワンメイクのレース車両でのレースであったために、参戦するチームはプライベーターが占めていました。

しかし2年目からはパワートレイン(モーター・インバーター・ギアボックス・冷却装置)の開発が認められた事により、ワークスチームへと参戦チームが変わってきています。

これからはその他のパーツも独自開発が許可される予定のようで、それを見越してのメーカー参加が増えている事とも言えるでしょう。

ルーノーやアウディといった当初から参戦しているチームに加え、ポルシェ・日産といった世界のレースに参戦しているメーカーに加え2019年シーズンからはメルセデスベンツまでも参戦するのですから注目度の高さがうかがえます。

ディーゼルエンジンがクリーンの象徴としてきた欧州勢にとって、ディーゼルエンジンの不正問題は戦略を根底から覆されるものでした。 近年ハイブリットを出すなど方向転換を図っていてEVの急速なシフトもこの問題があっての事なんです。

なのでフォーミュラーEへの参戦も販売戦略の一環で熱心だという側面もあるようです。 ユーザーの関心も高まりつつあるので、当然の流れではあるのです。

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ファンブーストは投票制なのでいろんな情報を知るきっかけにもなる

F1にもDRSという任意の加速装置がありますが、それと似た効果をもたらすのです。 電気ですからファンブーストの場合はモーターの出力を一時的に上げるという事になるのですが。

このF1のDRSと大きく違うのは全員に用意されているものではなくて、SNSの人気投票で選ばれる上位3人に権利が与えられるという今までにない方式をとっています。

今風ではありますし、早いドライバーやチームに与えられるとは限らないので、今のチームの状況に関わらず貰えるチャンスがあるので考え方さえも新しいといえるでしょう。

公平とか不公平とかでさえどう評価したらいいのかさえもわからないところにあるのです。 

ドライバーにとってはレースしている時だけでなく、公の時のあり方も責任ある姿を持つというプロ意識を築くものでもあるので、ファン・ドライバー双方にとって良い仕組みになるのかもしれません。

2台体制で始まったフォーミュラーEも2018年からは1台でレースをできるようになった

EVという事でも当初話題になりましたがもう1つの話題というか関心を引いたのが、2台を乗り継ぎ1レースをする事でした。

バッテリー性能もまだまだであったこともあり、1レースを持たす事が出来なかったから2台を乗り継ぎをしてレースを成立させていたという苦肉の策だったのです。

それも2018年シーズンから採用されたマシンから1台でレース終了まで持たす事が出来るようになった事で、通常のレース同様になったわけです。

この辺りは市販車同様で年々性能は向上をしていて、F1の性能向上なんて目じゃない速さでマシン性能も向上する事でしょう。

そうすると給油を課すように充電をするようにするなど、新たないや今あるレースの要素を高める仕組みを組み込むレースができるようになることで、新しいモータースポーツと既存のモータースポーツの融合した新時代のプロスポーツへと昇華するのかもしれません。

今後注目のプロスポーツとしてフォーミュラーEもチェックしてみてください!

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