ロータリーエンジンを搭載して発売されたサバンナRX-7(SA22C型)が1978年に販売開始された事で、昨年が40周年という事も満を持して復活するのではないかと言われていましたが、未だに続報がありませんでした。
2020年東京オリンピックが開催される事で日本にも注目が世界から浴びる事にもなりますので、今年あたりに何らかの情報が出ると思っていたのですが、予想とは違う情報が出る事になりました。
それが今年から販売が開始されるスカイアクティブXの進化版で直列6気筒へとスケールアップしたエンジンを積む新しいフラッグシップカーの登場です。
3000cc直6のスカイアクティブXとなりそう
消えゆくエンジンとしてのイメージが強い直列6気筒ですが、マツダはあえてこれで挑むんですね。 確かに振動が少ない事やエンジンルーム内にスペースが出来る事でターボ化や熱対策なども容易である事は知られています。
しかしスペースがとれるという事はそれだけスペースをとっているわけですから、ボンネットが長いレイアウトになるのです。
今は空気抵抗や性能向上を目指すにしても、エンジンの低重心化をしますので、直6ではなかなかできないのです。
それに縦置きでがほとんどですから当然ながらFRになります。 するとプロペラシャフトで動力を伝達する事からフロアも低くも出来ないのです。 そして昔懐かしのフロアの真ん中がポッコリと盛り上がってしまうのです。
なのでいろいろ犠牲にしても良いスポーツカー以外はデメリットの方が多いために直6は主流ではなくなっています。
ただ2シーターもしくは2+2でも常時後席に乗せることを想定していないのであれば、走りに関しては直6FRは乗って楽しい車に仕上がるのも事実です。
なのでマツダの販売を予定している新型のフラッグシップカーはレクサスLCのようなスペシャリティカー(プレミアムカー)として登場するのかもしれませんね。
走りといっても早さではなく優雅さなのかもしれません。
コンセプトカー+深化した魂動デザイン?

こんな感じになるのでしょうかね?
余計なプレスラインはなく凹凸だけのボディラインは美しいですよね~。 最近の凝った赤のボディカラーはとても映えますよね。
そしてこの形ならばロングノーズショートデッキという王道が似合いますから、逆にエンジンルームに収めるのは直6がふさわしいとさえ思えてきます。
トヨタはやめるのにマツダは新開発とか。 個性なのか現実離れなのか?
トヨタとしてはマークXの販売停止で直6搭載モデルはラインナップから姿を消します。 新型スープラは直6ですが、エンジンはBMWですからトヨタ制は終了なのです。
だらこそマツダの出番なのかもしれませんね。 トヨタとは傘下入りはしていないものの提携はしていますし親密度も高いです。
そうなるとトヨタは更に経営資源を絞り、汎用性が高く需要が多いエンジンはトヨタが、需要の少ないものは傘下の企業やマツダなどの提携先から供給される形へと進もうとしているのかもしれません。
それで更にコストダウンを目指すのかもしれません。 分かりませんがそう考えるとマツダがというよりはもっと大きな視点で見る方が正解なのかなと感じます。
フィアットとのOEMの形はまさにその先行例なのかもしれません、 そしてBMWは全くの逆バージョンとなります。 いろんな形を今は試しているのかもしれませんね。 人一倍今の現状を危惧していますからね。
ロータリーエンジン復活は無いと思うと寂しい
マツダの規模から考えてももう1台スポーツタイプのクルマを出すとは考えにくいです。 しかもRX-7の後継とするならばロータリーエンジンでしょうからね。
改良が進んでいるとはいえやはりロータリーエンジンは現代の排気ガス規制をクリアしつつ、ハイパワー化というのはマツダといえど難しいのかもしれません。
すぐに販売停止というわけにいきませんから、先を見越したより厳しい条件で開発しているでしょうからね。
どこまでも回り続けていくのではないかと思わせるほど滑らかな加速をするロータリーエンジンにまた乗りたいなとは思いますが、それと似たフィーリングはEVがあるので唯一無二ではないのでもうそこに期待するのは違うのかなという気もしています。
モーターを増やす事で4WD化も容易いですし、自由度も高いですからね。 EVスポーツカーがロータリーエンジンの代替えにもなるのでこれで単純なピュアエンジンとしてのロータリーエンジンには永遠の別れとする時期なのかもしれませんね。

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