日本の独自規格「チャデモ」と中国の規格「GB/T」が次世代充電技術開発提携が発表されました。
チャデモが1万8000基で世界シェア7%、GB/Tが22万基で世界シェア87%という、1位と2位の規格の提携となり、現状の数では実に世界シェアが94%に達する事となります。
ちなみに欧州そしてアメリカの採用している「コンボ規格」が7000基で世界シェア3%となります。 現状この3規格が覇権を争っている状態です。
ご破算にならなければ、ほぼ世界標準に確定?
これによりおそらくこれが世界標準とこれからなっていくわけですが、まぁ相手が中国なのですんなりといくのかというのが不安なところですね。
そしてこれは次世代充電機の提携が柱なのですが、そこもまだ確立されていない技術なのでどう転ぶのかが読めないのです。
チャデモ規格の急速充電機の出力は20~50KW、GB/Tでは50KWなのですが、これが次世代型は900KWとなるそうです。 そして充電時間は驚異の2分で終了!
しかし出力するのはいいとしても、現状のEVに積まれているバッテリーではこれに対応できないのだそうです。
絵に描いた餅とならなければいいのですが・・・・
一応次世代型はチャデモと新規格、そしてGB/Tと新規格というパターンでの対応がとれるように開発をするめるらしいのですが、出力が増えるだけでも機器が高額になるわけですが、対応する規格が増えるとなるとそれに対するコストもばかになりそうにありません。
ここまでの高出力となると専用ので電線とかインフラ面でも改良が必要でしょうし、機器も高額になると普及にはさらにハードルが上がってしまいそうに思えます。
今までの様にお店などで設置というのではなく、政府主体などで税金を投入というのが恐らく必要になるでしょう。 でないと高額すぎる危機だと思うのですよね。
だとするとちょっと実現性というのを疑いたくなりますね。 政府主導となると利権狙いが出てきたりとなりがちですから、政府主導となると国民の関心が無くなりそうで怖いのですよね。 それにうまく導ける指導者がいるように思えませんしね・・・・。
本来は民間同士で提携出来たら良かったのですがね。 世界最大のシェアを持つ中国と統一規格が作れるというのは大きなメリットですから進めて欲しいとは思うのですがね。
世界シェア1位2位とはいっても
世界シェアで9割といっても、日本中国それぞれの自国での設置です。 中国はあっというまにこれですから逆に中国という国が一度踏み出した時のパワーはすごいというのは改めて思いはしましたが、こうした規格が欧米が提案したもの以外が採用となった事はありません。
なので日本は中国と組むというのは、今までになかったカードではあるのでいろいろある2国間の将来を考えるととっても有意義ではあるとは思うのです。 少なからず自動車に関しては今は最大のマーケットは中国ですし。
欧米ではこれからが充電器設置が伸びるじきですから、どう転ぶかが予測できませんよね。 日本が中国と組んだ事が良い方に転ぶのかこれもまた難しい・・・・・。
次世代型の2分で充電が終わるというのは普及するうえではなくてはならないものであるのは、理解します。 おそらくこれが実現したらEVの流れは決定的となるでしょう。
充電機器が出来たとしても、今予想されているのが充電器の設備事態も3倍以上の1000万越えの予想なんだそうです。 なのでGSのような店舗展開というのは電気代の安さから言っても、セルフ型でほぼ無人の店舗にしても採算がとれるのかと予想が出ているようで急速な店舗展開とはいかないのではないかと。
普及させるというのを考えると現実問題いろいろと想定外な事がでてくるものです。 それが全く人類が未到達の分野だとますます分からないなと感じます。
そもそも充電器の規格争いなんてくだらない事をするから、ここにきて噴出してしまうのですよね。 こんなのはそもそもどっちでもよくて、勝負はそこじゃないでしょと思うのですがね。安全に扱えればそれでユーザー側はいいのですがね。
さて世界シェアとしては1位となるものの、アメリカのテスラが本格的に生産ラインが動き出したようなので、欧米規格もこれからものすごい勢いで伸びてくる事でしょう。 ドイツ勢もいますしね。
正直これで世界標準とは思えないです。 まぁそうは言っても何も出来るものではないので、今は静観するしかないでしょう。 出来るのならば今からでもコンボも含めた統合の規格になってほしいものです。
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