量産初のEV「日産リーフ」が従来の航続距離400kmから約1.4倍になる560km走行可能な「e+」グレードが1月23日より発売されました。
現行モデルの登場が2017年の10月ですから、約1年程で約1.4倍にもなるわけですからいかに今リチウムイオン電池の開発競争が激化し、日進月歩の超速で性能が急上昇している事が分かる出来事でもあります。
e+の魅力は航続距離だけでなくハイパワーモーターの採用も
航続距離が約1.4倍となり560kmが実現したとなると、よっぽどの距離を走る方でなければ日々の通勤にも心配することなく使えるクルマとしてリーフがなりえたと言ってもいい事でしょう。
低燃費化が進んでいるのでハイブリットなどでは、この航続距離で比較対象にはならないでしょうがこれが電気だけで走るEVであり、量産車でガソリン車並みの価格で買えるクルマとして考えると十分に検討するに値するレベルまでとうとう来たなという感じでしょう。
このe+バッテリー性能が上がったから実現したのですが、スペース的には従来型と同じスペースなんだそうですから、構造的そしてバッテリー自体の技術そして性能向上から出来た代物だという事になります。
そして単純に航続距離が伸びましたではないのが、e+のすごいところで、モーターのパワーも約1.4倍となりより走行性能においてはガソリン車に負けない走りにおいても魅力ある自動車になったと言えるでしょう。
リーフのラインナップは従来型と航続距離が伸び尚且つハイパワーの2つに
現行モデルは価格も安いスタンダードクラス、そして航続距離とモーターパワーが約1.4倍のe+の2つになります。
EVという事も有りプレミアムな部分はハイパワーと航続距離になるわけですね。 従来だとハイブリットとそうでないものやよりスポーティなものの2グレードが多かっただけに、EVの未来はこうなのかなと変なところでふと未来を考えてしまいました。
EVが増えるとこんな発表になっていくのですね~。 ただまだEVになってもパワーを求める方向にいくのですね。自動運転が現実的なってきたのだから、もうハイパワーやハイスピードはいらないのではないかと感じていたのですがね。まだ人が運転する以上ここから抜け出せないのでしょうかね。
リーフの蓄電池としての魅力も更に向上
「リーフTOホーム」 なんて言葉もよく聞きますが、リーフの魅力は走る事だけでなく太陽光パネルで作った電気を貯める事でより完璧なゼロエミッションへと昇華します。
そして災害等にあってもこの仕組みを採用していると2~4日程の家庭で使う電力を貯めておくことが可能なんだそうで、復旧までにも最低限の暮らしが自宅でも可能となるなど大きな魅力を秘めたクルマにもなります。
これからも幾度となく災害に見舞われる事でしょうから、この「V2H」という技術の進歩は今後EV普及と共に普及が進む事でしょう。 太陽光パネルも価格が下がり新築では取り付けるのが当たり前になる事でしょうから、EVは次世代エネルギーの相棒としてもとっても心強い味方になるのです。
災害の多い日本ですから、EVというのはとっても大切なパートナーになりうる存在なのだなと実感する事になりました。
だからこそ日本はこの分野では負けてはなりません。 せっかく素晴らしいパッケージを持っているのですから国策として推し進めるべきだと感じます。
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