提携関係にあったトヨタとスバルが、お互いの出資比率を高めてトヨタはスバルに対して出資比率が20%を超えるまで引き上げる事で持分法適用会社となる事が発表されました。
これで連結決算に組み込まれる事になり、トヨタグループの一員となる事になりました。
先日のスズキに続き国内自動車メーカーの過半数がトヨタグループもしくは強固な関係性をもつことになります。
国内はこれで3つの陣営に分かれて、自動車史始まって以来の大変革期を戦っていく事になります。
スバルのもつオリジナリティは失われないのだろうか?
スバルというと「ボクサーエンジン」だったり「4WDシステム」」近年だと「アイサイト」の先進装備がイメージされるものであったり、スバルの魅力の一部だと思います。
商品ラインナップもこれが最大限生かせるものになっていて、スバルだとやはり走りの良さがオリジナリティであり、世界でも認められている実力ですね。
ただこれから起こる変革期に向けて当然のように進むのが共通化・共同開発となりオリジナリティが薄れる事がどうしても避けられません。
個性あふれるシトロエンも今では外観上のものでしか、オリジナリティを保ていていません。しかしシャシーは一緒の為に大幅な個性を持たせることはできません。
まぁ逆に言えば外観のスタイルだけならば残るというわけです。
スバルの魅力は外観デザイン・スタイルではありません。 ですので普通に共通化が進んだ場合は難しいと言わざるをえないでしょう。
EVになるならばボクサーエンジンという個性はそもそも失われる

今のところ次世代エネルギーの本流はEVです。 仮に水素だとしても走る際に動力源となるのはモーターです。
内燃機関であるガソリンエンジンは主役の座から降りるのです。 自動車の歴史が始まって以来その座に君臨していたのですが、とうとう世代交代となるわけです。
なのでそもそもスバルの魅力の1つであるボクサーエンジンというものは、失われるのです。
再編は関係無しでです。
近い将来で考えると共通化できるところはするなど、合理化はするでしょうが一歩進んだコスト削減程度でしょう。
しかしもっと先の未来だと自動運転車も登場する事となっているでしょうから、そもそも個性とか必要なのかという事になるのではないでしょうか?
快適性などを優先した形になる気がします。大きさが違くて最低限丸みがある程度の面白みがないボディとかじゃないでしょうか。
大局が決した後を考えるとどう残すのかなのかも
しばらくは形がどうのエンジンがどうのと続くでしょうが、次世代エネルギーそして自動運転車が登場した後の世界では今までの常識も違ったものになるでしょう。
ほとんどの方が所有するものでは自動車は無くなるでしょう。
それが実現する可能性が高い20~30年後の世界を考えると、どう残すのか?どう次世代へ引き継ぐのか?そういった事も考えて行動していかなければいかないのでしょう。
もしかしたら個性が薄まるのがあるのかもしれませんが、未来永劫今の形で続くことが不可能な自動車なので通るべき道の1つなのではないでしょうか?
地球に優しい製品へと全てが変わらなければいけないわけですから、それも必然という事ではないでしょうか。
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