2015年よりかつての盟友マクラーレンと再びタッグを組みF1への復帰を果たしたホンダ。しかしその道のりは長く険しいものだったのは今更言うまでもない話ですね。
当初はホンダのPUのみの問題という事で批判的なコメントばかりで見ていてもうんざりするようなものばかりでした。 しかしホンダばかりの責任ではないというのも見えてきたところで、マクラーレンとの決別が決定しトロロッソという新しいパートナーとの挑戦が始まったのが2018年シーズンからでした。
表彰台獲得までは辿り着けなかったものの、ホンダPUへの評価は見直される結果を年間を通し見せた事でトロロッソのトップチーム「レッドブル」と2019年はタッグが組まれる事になりました。
現代F1で最速のマシンを作るチームとしてF1屈指のチームに上り詰めたレッドブルF1チームとの提携は期待できそうとは思ったものの、まだ時間はかかるだろうと私は思っていたのですが・・・・。
先日行われた2019年シーズン初戦となるオーストラリアGPにおいて3位表彰台を獲得してしまいました。 ホンダ第4期初の表彰台ゲットです。 フェラーリのセバスチャン・ベッテルを抑えての3位ですから胸を張れる結果です。
2019年オーストラリアGPの決勝リザルト
1位 バルテリ・ボッタス メルセデスAMG
2位 ルイス・ハミルトン メルセデスAMG
3位 マックス・フェルスタッペン レッドブル
4位 セバスチャン・ベッテル フェラーリ
5位 シャルル・ルクレール フェラーリ
10位 ダニール・クビアト トロロッソ
11位 ピエール・ガスリー レッドブル
12位 ランド・ノリス マクラーレン
14位 アレックス・アルボン トロロッソ
マクラーレンとの決別がホンダの転機になるとは
老舗であり長く続くF1のトップチームであるマクラーレンはホンダにとって最高のパートナーである事は間違いないと思っていたのですが、この結果から見てもそうでもなかった事が分かりますね。
マクラーレンのもう1台は9周でレースが終わっていますから、今回の結果だけでいったらホンダに軍配です。
ただトロロッソとの比較では大きな差はないのでこれだけで決めるのはちょっと早いかなと思います。
しかし最高速度でも全体でも上位の結果も出ていますので、PUの能力も耐久性もなんら問題はないというのは間違いないようです。
サーキットはその特徴から得意不得意があるのでホンダにとってはここがあっていたという可能性もあるので、この結果だけで今期はいけるというものでもないので注意しなければいけません。
2019年は優勝も狙えちゃうかホンダF1
シーズン前のテストでも悪い話はほとんどでないばかりか、テストもロングも安定してできていたので期待しちゃいけないとはいえ、ここまでドライバーのフィーリングさえもポジティブなものばかりだったので期待はしていました。 がここまでとは。
今回のレース結果や各種データから言ってもトップチームに追いつきそうな良い結果は出ています。 しかしまだ安定して優勝を争えるというポジションまでは辿り着けていないかなと。
マシーンは鬼才が手掛けていますので間違いないとして、PU開発はとても順調に進んでいるように見えます。 ロングでのテストも出来た事に加えて2チーム4台からフィードバックされるデータ類は更なる進化を生む事になるでしょうから、トップチームに入るはそう時間はかからないのかもしれません。
もうすでに改良PUが登場しているなんて話を聞きますから、どう考えても今期のホンダF1に期待するなと言うのが無理な話です。
うまくいっている時というのはえてしてこんなものですよね。 まさにトントン拍子。
なので私は今期のホンダF1はおおいに表彰台のトップを期待しちゃいます。 きっとできるやればできるですから皆さんも期待をして応援をしちゃいましょう!!
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