南米チリで行われていた世界ラリー選手権(WRC)第6戦でトヨタから出場している「オット・タナク」が優勝しました。
第2戦スウェーデンでも優勝していますので、今期2勝目となります。
ここまでの6戦中4度も表彰台に上がるなど、トヨタのマニュファクチャラーポイントにも大きな貢献をしています。
日本の自動車メーカーの中ではモータースポーツそして販売面でも、トップランナーとして今期も違いを見せつけるような実績を残しています。
まさに王者トヨタというにふさわしい活躍です。
2年連続でトヨタはマニュファクチャラーズタイトルをとれるのか?
第6戦終了までのリザルト
1位 ヒュンダイ・シェル・モービスWRT 178(ポイント)
2位 トヨタ・GAZOO・レーシングWRT 149
3位 シトロエン・トタルWRT 143
4位 Mスポーツ・フォードWRT 100
現在2位につけています。
1位とはちょっと離れていて、3位とは近い・・・・。
昨年のチャンピオン擁するシトロエンが3位ですから、こちらとの争いが激化しそうですね。
全14戦の内の6戦目が終わったところですから、まだまだ逆転の余地もありますから今後に期待です。
しかしヒュンダイとMスポーツはエントリー台数が4台。 シトロエンは2台。
そしてトヨタは3台となっているので、表彰台独占ともなれば情勢が一気に変わってしまうのでドライバーの数の違いは気になるところです。
現在参戦中の日本の自動車メーカーはトヨタのみ

過去にはホンダ以外はほとんどが参戦していたWRCですが、現在はトヨタのみの参戦です。
トヨタはセリカでスバルはインプレッサーで一つの時代を築いたのは自動車ファンにとっては忘れられない出来事だったのではないでしょうか?
セリカはカストロール。 インプレッサーは555でしたっけ? ともに印象に残るカラーリングだったので詳しくない方でも当時よく目にしたのではないでしょうか?
レースというとサーキットですが、一般の道を走るレースというのは数少ないですのでWRCはパリダカと並ぶ歴史と伝統のあるレースだったりもするのです。
F1に次ぐ歴史を誇るのがWRCなんですから、当然と言えば当然なのですが。
日本開催も無く日本人ドライバーも参戦していないので盛り上がりに欠けるWRC
歴史あるレースにもかかわらず日本での人気はイマイチです。 F1も残念な程ピークを越えたら人気低迷中ですからWRCではなおさらです・・・・
そこにもってきて日本開催無し、日本人ドライバーなしでは盛り上げようとしてもなかなかにハードルが高くなってしまいます。
トヨタが活躍してもなかなか関心はしてもらえません。
日本開催しようとしても北海道ぐらいしかないでしょうし、何より公道レースですのでその他の地域と言うと敷居がまた高くなってしまうのも開催という気運さえも難しいのです。
若く才能あふれるドライバーが次々と誕生していますが、ラリーとなる日本では難しいですね。 日本という狭い島国では・・・・。
それに比べると北欧出身ドライバーが過去も現在も多いですね。 レースも開催されていますから開催するというの事でも人気もそうですけど違うのかもしれません。
ドライバー候補となるジュニア世代が興味をもつ接点がレースが開催されないとないのですから、当然と言えば当然なのでしょうけど。
WRCは他のレースとは違い競り合いがあるわけではないので、面白さは目で見ないとなかなか伝わりづらいのかなと思います。
ですのでトヨタには頑張ってもらってメディアでの露出が増える事で関心を持ってもらえるのを待つのが時間がかかってもするべき事かなと思います。
残りも8戦そして次戦はちょうど半分の折り返し点です。 タナクがすでに2勝あげているのでライバルと渡り合える力を持った車ですので、最後まであきらめずナンバー1座を目指してほしいなと思います! タナク以外の2人のドライバーには今後の活躍を期待しています!

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