ホンダN-VAN 月販目標の4倍を1ヵ月で達成!

軽自動車

2018年7月13日よりホンダから発売された軽貨物車(軽バン)のN-VANが、8月20日までの受注台数が14000台を超えた事が発表されました。 月販目標が3000台の設定なので実に4.6倍以上と好調なスタートとなったようです。

ホンダが軽自動車のテコ入れを図り、ラインナップを見直し新たにNシリーズとなって登場したモデルもN-VANが第5弾となります。 ここまでのNシリーズは乗用車でしたから、初の商用車タイプの登場となります。

売れる理由はN-BOXにあり?

フルモデルチェンジを受けて以降も日本ナンバー1の人気車として長く君臨しているホンダのN-BOX。 大きな特徴として背の高さからくる室内空間の広さとなります。 デザインはスクエアを基調としたシンプルなデザインで、軽自動車規格を最大限に生かす設計となっています。

N-VANはこのN-BOXをベースにした軽バンですので、N-BOXの利点をそのまま引き継いだ室内の広さが自慢のクルマとなっています。 縦横(上から見て)の長さは軽自動車規格内いっぱいですから、他のクルマと変わりありません。

ところが高さが従来型の軽バンとは比較にならないのです。 軽自動車に限らずミニバンタイプは乗り降りがしやすい低床が基本となっています。 もはやこれでないと売れないと言えるでしょう。

これが前提で設計もされますので、ガソリンタンクもシート下に格納されたりして、最大限の努力がなされています。 そしてこれを実現させているのが前輪駆動(FF)の採用となります。 今までのこの手の軽バンはFRに近いレイアウトをとっていたのです。

軽バンもFF車が主流になる

軽バンはスズキ・キャリイとダイハツ・ハイゼットがシェアをほぼ二分する形でした。 他のメーカーも出してはいましたが、2強他弱といったところでしょうか。 ホンダもバモスを出していましたが、見る方が珍しいですよね。

最近では宅配や事業用に多く見られますが、そのほとんどがこのうちのどちらかを使用していると思います。

なので皆さんも目にする機会が多いと思いますが、衝突安全基準の関係で昔の様な四角い形ではなくボンネットがあるタイプになっています。 詳しくない方は通常にボンネットの開けるとエンジンがあると思うでしょうが、実はボンネットを開けてもエンジンはありません。 工具やウオッシャータンクがあるだけなんです。

ではどこにエンジンがあるかというと、フロントシートの下にあるのです。 昔はバンと言えば登録車の方でもこのようなタイプが多かったのですが、今はほぼ見かけません。 このタイプをキャブオーバータイプといい私自身荷物を載せる貨物車としてはこれの方が優れているのだろうと思っていました。

ですがこのタイプはFRに近いレイアウトになるので、FRと思って考えてくれれば良いと思います。 ですのでエンジンの力をタイヤに伝えるためにプロペラシャフトというのがフロアの下にとおっています。

ですので低床化は得意ではないのですね。 逆いうとN-VANはこれは大きなアドバンテージを持っているのです。 長さで負けても高さで確保ができるので結果、荷物の量としてはN-VANの方が優れていたりするのです。重さは規格があるので変わりません。

実際はFFレイアウトのN-BOXタイプは積載量としては逆につめるのです。 それだけ人気カテゴリとなったスーパーハイト系と呼ばれるカテゴリーのメーカー間の切磋琢磨により、知らないうちにこんな素晴らしいベース車となっていたのです。

そうと分かれば従来型のキャブオーバータイプはいろいろ妥協して乗っていた方も多い事でしょうから、おのずと大きな需要は見込めるという事になるのです。 キャブオーバータイプはエンジンがシートの下なので夏は暑いのですよね。そしてシートの調整もあまりできないですしね。

何より窮屈ですからそれが乗用車と同様のタイプが登場ともなればね。 ほんとキャブオーバータイプは冬があったかいぐらいですからね。 ホットカーペットのようになりますからね・・・・。

目から鱗の発想が新たな需要を生む

どこでN-BOXを商用車でという発想に至ったのでしょうかね。 私自身決められた規格での最大限生かすのはキャブオーバータイプというのが当たり前というか、考える機会さえないぐらいだと思っていたので発想という点では衝撃的なぐらいのインパクトでした。

そしてN-BOXもN-VANも売れれば数によるコストダウンも期待できる事から、収益にも好影響が出るでしょうしね。 軽自動車は利益率が薄いと言われていますので、大きな効果をもたらす事でしょう。

ほぼほぼ大きなお金をかけなくても、こんな車が登場するとは衝撃的です。 ただ各メーカーが追従するのはあっても同じように、目から鱗のような新たな発見というのはもう流石に期待薄でしょう。

ただもし見つかったらそれは大きなお宝の発掘となるのは間違いなしですね。


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