インディカー・シリーズ第16戦 佐藤琢磨選手が今季初優勝

モータースポーツ

2018年9月2日アメリカ・オレゴン州ポートランドで行われた、インディカー・シリーズ第16戦で日本人ドライバーの佐藤琢磨選手が今期初優勝を飾りました。 昨年のインディ500制覇以来で通算3勝目となります。

予選は20位と絶望的ともとれるスタートだったのですが、いくつかの偶然と戦略によりこれぞというべき「大逆転優勝」を遂げました。 佐藤選手はアグレッシブな走りでファンを魅了するドライバーですので、こうした印象に残るレース展開は彼らしいレースだったのではないでしょうか?

今期はインディカーに参戦している唯一の日本人ドライバー

過去には「野田秀樹」「高木虎之助」「武藤英紀」など、数々のトップドライバーたちがインディカーに挑戦してきましたが、今まで優勝を遂げたドライバーはいませんでした。

そんな中F1のシートを失い新たな挑戦の場として佐藤琢磨選手が選んだのがインディーカーシリーズだったのです。 F1でもアグレッシブな走りを生かして、活躍はしましたが印象には残っても結果を残すまでには至りませんでした。

その実力は認められてはいたもののF1ではシートを失ってしまいました。 この辺りは小林可夢偉選手に似た状況となっていたんですよね。 ただ二人共その後は他のカテゴリーで優勝をしていますので、その実力は本物だった事を証明してくれています。

インディカー・シリーズは主にアメリカで開催されているレースになります。 マシン自体はオープンホイールと言われる屋根も無くタイヤがむき出しのF1同様のレース用マシンになります。

アメリカのレースと言うとド派手な演出と共に、エンターテイメント性が強いものであるので他のカテゴリーに比べるとものすごくアメリカ色の強いレースです。

インディカー・シリーズのレギュレーションは意外なまでに公平性が重視されている

プロスポーツの宿命ではあるのですが、使われる道具に対しての開発費というのはとてつもない資金が投入されています。 その中でもモータースポーツはそもそもが高額な商品ですから、そこにレースに勝つために主眼を置いた開発となるとまさに青天井と言われています。

モータースポーツの最高峰F1でも加熱する開発競争により、開発費の抑制等をしないといけないまでになっています。 自動車メーカー支援は受けているとはいえチームの実力差はお金で違ってしまうのではつまらないですからね。

実はインディカーはレギュレーションでワンメイクが多く採用されています。 シャシー・エンジン(シボレー・ホンダ)・エアロパーツそして燃料も(エタノール85%とガソリン15%の混合)が採用されていてマシンは平等性が高いものになっています。

F1は各チームで違うので、どうしてもぬけみちを探したりとかで平等性に欠けるので何かと毎年もめていますよね。 何が主役なのかと定義を決めないとこの問題は解決しないのでしょう。

しかしドライバーが主役なのであればインディの様に多くの主要パーツをワンメイクにしたほうが、実力やチームの戦略などが勝利に対してウエイトが大きくなるのでレース観戦という意味ではこちらの方が断然面白いのです。

ただ参加する自動車メーカーにしてみれば、開発の自由度が少なくなればやる意味がないというメーカーも当然出てきてしまうので、どちらが良いという正解は無いのですがね。

ドライバーの能力が高いのであればインディカーへ行くべし?

多くのプロドライバーが最高峰であるF1に乗る事を目標としていますが、お金や政治的なのもシートを獲得するには必要だったりと実力だけではたどり着けない可能性が高いのもF1なのですよね。

なのでドライバーの実力を発揮しやすいインディでの活躍を目指すというのも有りなのではないかと思うのです。 最高峰と言えど現在人気は下降を続けていますが、インディはアメリカではとても人気のレースであり続けているのです。

レギュレーションのこともありトップチームでなくても、優勝の可能性はありますのでモチベーション向上のためにもいいのではないでしょうか?

デメリットとしてはただでさえ人気が低いモータースポーツの中でもインディでは活躍しないとメディア露出度が低いというところでしょうか? 他のプロスポーツと比べるとこの辺りはどうしてもね・・・・。


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