アメリカのモータースポーツ「インディカー・シリーズ」に参戦している佐藤琢磨選手が今季第3戦となるアラバマGPにおいて今季初優勝を獲得しました。
しかもポールトゥウィンという完璧な勝利。
予選2位も「レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング」の同僚レイホールとあって、フロントロウ独占している事も有り、スタートからトップを譲る事なくゴールまで駆け抜けました。
後半は苦しい場面もありましたが、マシンが完璧に仕上がっているそんな自信もありみていて心配になるような事も無かった印象ですね。
これでインディカーでは通算4勝となり、日本人ドライバーとして最高の結果を残し続けています。 きっとこれからも日本人ドライバー最高の記録を自身の手で更新し続けてくれる事でしょう。
頑張れば報われるのかと佐藤琢磨選手の活躍を見て思うが・・・・
佐藤琢磨選手は本格的にモータースポーツの世界に入ったのは、歴代の有名ドライバーと比較して非常に遅いのです。
なんと19歳からモータースポーツ界に入ってきているのです。 モータースポーツに限らず、いろんなプロスポーツで10代から活躍する選手が日本でも増えていますが、ほとんどが幼少期からやっていたというのが多く見ますよね?
なので19歳からスタートしてプロドライバーになる事だけでなく、活躍をするのですから本当にすごい才能の持ち主だったのでしょう。 もちろん人一倍の努力はあったのでしょうが、流石にそれだけではここまでの選手になるのは不可能ですからね。
2002年にはモータースポーツ最高峰のF1に参戦しているのですから、流石にこれのすごさは詳しくなかったとしてもすごさは伝わるかと思います。
F1では優勝こそ獲得できませんでしたが、アグレッシブなドライビングで今までにない日本人ドライバーの出現と当時興奮して観戦していたのをよく覚えています。
日本ではあまりなじみのない「インディカー・シリーズ」

インディカー・シリーズはF1同様のフォーミュラカーを使ったレースです。
ただレギュレーションが大きく違います。 それはマシンや燃料はもちろんの事、サーキット自体にもオーバルコースという楕円形のコースを利用したGPがあるなど、アメリカらしいといえばアメリカらしい独自の趣向があるレースでもあるのです。
栃木県にある茂木サーキットにあるオーバルコースを利用したGPが開催されたのが、インディでだったりするのです。
タイヤやエンジンそしてシャシーがワンメイク(1社が独占提供)もしくは2社などが提供する事で、チーム間の差が小さくでき尚且つ運営費が安くすむなどしているのも特徴です。
他の多くのレースが自動車メーカーが主であるものが多いなか、チーム力やドライバーの能力が勝利に大きく左右するレースなんです。
公平性とかアメリカのプロスポーツが一大エンターテイメントとして、長く人々を魅了する根幹なのが公平性とか選手やチームにスポットライトが照らされるからなのかなと感じますね。
まぁ派手すぎるとかエンターテイメント性が強すぎるとか批判も浴びますが、成功しているのは確かなわけですから学ぶべきところはたくさんあると感じます。
単位ややり方などアメリカ独自のものが多くあり、どうかなと思う事もありますが、文化という面では国民性が出ていて熱中させているわけですからこれは正解なのだろうと思いますね。 日本もガラパゴスという言葉に過敏になるのではなく良い文化は残すようにしていきたいものです。
日本人ドライバー唯一の3大レース制覇に近い男
すでにインディ500を制しているとはいえ、実際にはかなり制覇するのは難しいのす。 フェルナンド・アロンソ選手がトヨタより参戦してルマン24時間レースを制した事により、F1時代にモナコGPを制していますので、2つを制したので残りインディ500なのですよね。
あと1つのアロンソでさえ年に一回開催のレースを優勝するのは簡単ではありません。 運さえも味方につけないといけないのですから、1つであってもハードルは高いのです。
佐藤琢磨選手はまだ1つ。 そして一番難しいであろうモナコGPを残しています。 F1時代に制していれば問題なかったのですがね。
現状F1復帰でさえ至難の業でしょう。
言うのは簡単ですがやるとなる実際は果てしなく難しいというものです。 インディ500を優勝しているだけでも、日本人にとって誇らしいのですが、出来たら3大レース制覇も目指してほしいなと思います。
とりあえずルマンから挑戦とかいかがでしょうか? 佐藤琢磨選手。

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