NAFTA見直しにより、日系自動車メーカーに及ぼす影響が大きい

自動車

日本でも大きな話題になっていた、北米自由貿易協定(NAFTA)がアメリカとメキシコ間で大筋で合意したという。 一見日本には関係ない事案のように思うのですが、決して対岸の火事ではないのです。

日本の自動車メーカーが北米市場において大きなシェアを獲得しているのはご存知かと思います。 日本メーカーは価格での優位性を高めるなどの目的により多くのメーカーがアメリカだけでなくメキシコに生産工場を稼働させています。

トヨタ・ホンダ・ニッサン・マツダの4社がメキシコに生産工場を持っています。 北米と言えば唯一入ってない日系の有力メーカーは「スバル」ぐらいのようですね。

アメリカで販売しているこの4社におけるメキシコでの生産台数は、7割を超えるようです。 そしてトヨタは新工場を竣工させたばかりなんだそうです。 7割もですといかに影響を受ける可能性があるのかというのがお分かりかと思います。

域内での調達比率が62.5%から75%になる事が決定!

NAFTAには域内での部品調達比率を上回れば関税がかからないというルールがあるのですが、この比率が大幅に上昇する事で合意がなされました。 元が低い数字ならばよいのですが、ここまでになってくるとかなり厳しいのだそうです。

精密部品や工作精度などどうしてもメーカーが必要とする基準に達するレベルの製品づくりをするところがそうあるわけではありません。 なのでどうしても日本からなど他から取り寄せるパーツというのがあるわけです。

自動車メーカと共に国外へ出てもやって行ける所とそうでないものもありますからね。 ですので生産している車種の全てが条件を満たせないのだそうです。 かと言ってすぐに対応できるわけではないのでどう対応するか頭の痛いところでしょう。

まぁ恐らくこの調達比率だと多くのメーカーがクリアできないというのが分かっていたのでしょうね。 現地化が進んでいるとはいえ全てというのはね。 アメリカのパーツサプライヤーが日本よりも優れているわけではないですからね。作れないというのも多くあるのでしょうね。

さてメキシコで生産するのは人件費が安いから一方的にメーカーだけが美味しい思いをするわけではありません。 購入するユーザーにとっても安く作れる車ですからその分販売価格も抑えられたお買い得な車が買えるわけです。

それがアメリカでの生産となると、人件費は当然先進国の中でも高いですよね。 メキシコとでは話にならない差が出る事でしょう。 まぁだからそこまで遠くもないメキシコが選ばれたのでしょうからね。

こうして生産までもアメリカに戻してしまうと、ユーザーは変わらない品質なにもかかわらず高い価格での買い物をしないといけないわけです。 だから結局は長い目で見るとアメリカの市民がいろんなものが値上がりをしてせっかくの好調な経済に暗い影を落とす事を招きかねないのです。

中国経済も低調な今もう1つの超大国アメリカまでもがとなると世界経済に与えるネガティブイメージはさけれません。 世界経済もまたもや失速となるのは勘弁してほしいものですね。

アメリカファーストとして強引な取引条件を飲ませている感じですが、国内からの批判もだいぶ多く聞こえてくるようになりました。 短期での成果だけでは意味がありませんからね。

ここまで数々の課題において批判が出ると撤回したりと、トーンダウンするのも見ますので今回の件もどこかで折れてくれるといいのですがね・・・・・・・。



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